山口県 伝えたい⾏事⾷
3月<ひな祭り>いとこ煮(に)
1人当たりの栄養量 (1人分)
エネルギー | 140kcal |
たんぱく質 | 2.1g |
脂質 | 0.2g |
カルシウム | 31mg |
鉄 | 0.6mg |
ビタミンA | 0μgRE |
ビタミンB1 | 0.03mg |
ビタミンB2 | 0.03mg |
ビタミンC | 0mg |
食物繊維 | 0.9g |
食塩 | 1.2g |
マグネシウム | 9mg |
亜鉛 | 0.2mg |
由来
いとこ煮の語源には、材料をおい(甥)おい(甥)に入れて煮るからという説や、正月準備を始める12月の事始めの日によく作られる汁を表す「お事汁(ことじる)」がなまったという説などがあります。
冠婚葬祭(かんこんそうさい)の行事食として必ず作られる料理であり、甘く味付けした小豆と白玉粉で作った団子を合わせるところは県内共通です。
山口県の広範囲で作られており、形や内容は所によって少しずつ違います。萩(はぎ)地方で作られているものは、しいたけやかまぼこが入っている冷たい汁物です。「いとこ煮は萩の名物冷たけれ」という句があります。汁がぜんざいのようににごっておらず、澄んでいるのが特徴です。
材料・分量
(6人分)
1 | あずき(乾) | 70g |
2 | 砂糖(上白糖) | 80g |
3 | 蒸しかまぼこ(いちょう切り) | 40g |
4 | 乾しいたけ(いちょう切り) | 6g |
5 | 白玉粉 | 50g |
6 | 食紅 | 少々 |
7 | 水 | 400ml |
8 | まこんぶ | 5g |
9 | 食塩 | 5g |
10 | うすくちしょうゆ | 5ml |
下ごしらえ・作り方
下ごしらえ
- ・まこんぶでだしをとる。
- ・乾しいたけは、水でもどしておく。
作り方
- あずき(乾)はたっぷりの水を入れて火にかけ、沸騰したら火を弱め4~5分煮る。ゆで汁を捨て、新たに水を入れて火にかけ、皮を破らないようにゆっくり柔らかく煮る。煮えたら汁を捨て、あずきだけを ざるにとる。
- 汁を切ったあずきにひたひたの水と砂糖(上白糖)を入れ、さっと煮てそのまま味を含ませる。
- 白玉粉は水でこね、紅白の小さいだんごを作ってゆで、水にとる。
- だし汁にもどしたしいたけと調味料を入れて煮る。
- 4に、2、3とかまぼこを加えて軽く煮る。
学校給食献立例
- ・ちらしずし
- ・牛乳
- ・鰆の西京焼き
- ・ごま和え
- ・いとこ煮
- ・苺
山口県