鳥取県 伝えたい⾏事⾷
1月<寒の入り>いただき
1人当たりの栄養量 (1人分)
エネルギー | 353kcal |
たんぱく質 | 10.3g |
脂質 | 10.6g |
カルシウム | 101mg |
鉄 | 2.0mg |
ビタミンA | 38μgRE |
ビタミンB1 | 0.09mg |
ビタミンB2 | 0.05mg |
ビタミンC | 1mg |
食物繊維 | 1.8g |
食塩 | 0.9g |
マグネシウム | 64mg |
亜鉛 | 1.8mg |
由来
鳥取県西部地区の弓ヶ浜(ゆみがはま)では昔、漁業が盛んに行われていました。
「いただき」は、忙しい漁の合い間に、かじかんだ手でも簡単に食べられるように、漁師たちの弁当や間食として作られるようになりました。また、大山寺(だいせんじ)へ参拝する際、お供えしたり、参拝者の弁当としても作られたと言われています。
「いただき」という名前は、三角形をした形が秀峰大山(しゅうほうだいせん)の頂きに似ていることからついたと言われています。また、「布子(ぬのこ)」という綿入りの防寒着に似ていることから、「ぬのこ飯(めし)」がなまって「ののこ飯」とも呼ばれています。現在でも、寒の入りや祭りなど行事に合わせて作られ、弓ヶ浜地域の郷土料理として愛されています。
材料・分量
(6個分)
1 | 精白米 | 390g |
2 | 油揚げ(三角形) | (6枚)180g |
3 | ごぼう(ささがき) | 60g |
4 | にんじん(粗みじん) | 30g |
5 | 乾しいたけ(粗みじん) | 6g |
6 | 煮干し | 30g |
7 | まこんぶ | 30g |
【A】 | ||
8 | 砂糖(上白糖) | 55g |
9 | こいくちしょうゆ | 25ml |
10 | 本みりん | 8g |
11 | 食塩 | 1.2g |
12 | 水 | 900ml |
13 | 乾しいたけもどし汁 | 60ml |
14 | つまようじ | 6本 |
下ごしらえ・作り方
下ごしらえ
- ・精白米は洗って、1時間ほど浸漬させざるにあげておく。
- ・乾しいたけは水でもどしておく。もどし汁も使う。
- ・ごぼうはアクぬきしておく。
- ・油揚げは、油抜きをしておく。
- ・まこんぶはさっとふく。
作り方
- 油揚げの一辺に切り目を入れる。
- 米に、ごぼう、にんじん、もどししいたけの具を混ぜ合わせる。
- 油揚げに2をつめて、切り口をつまようじで縫うようにしてふさぐ。
- 炊飯釜に煮干しを敷き、その上にまこんぶをのせて、3を並べ入れる。
- 調味料Aと水、乾しいたけのもどし汁を入れ、炊飯する。 (油揚げがかぶるように水を調整する)
学校給食献立例
- ・いただき
- ・牛乳
- ・はたはたのから揚げ
- ・かぶのゆず香和え
- ・冬野菜のかき玉汁
- ・りんご
鳥取県