栃木県 伝えたい⾏事⾷

11月<秋の収穫祭>いも串 

1人当たりの栄養量 (1人分)

エネルギー 237kcal
たんぱく質 4.4g
脂質 1.7g
カルシウム 26mg
1.2mg
ビタミンA 0μgRE
ビタミンB1 0.14mg
ビタミンB2 0.05mg
ビタミンC 6mg
食物繊維 3.6g
食塩 3.0g
マグネシウム 40mg
亜鉛 0.7mg

由来

昔、栃木の人にとってさといもは、米・麦についで第三の主食として貴重な食品だったといわれています。
いも串は、儀礼や行事に合わせて作られていた料理であり、日光市では、十日夜(とうかんや)のオヒマチにいも串と餅を食べたり、旧上河内(かみかわち)町の羽黒山神社の梵天(ぼんてん)あげにはいも串は欠かせないものになっています。
また、那須塩原のほうでは「餅なし正月」という家訓をもった旧家があります。正月に餅を食べずに、先祖の苦労を忘れないようにと、蓑(みの)・笠(かさ)を身に着け、いも串を食べる風習を今も続けている家もあります。

材料・分量

(4人分)

1 さといも(半分・大きいものは一口大に切る) 400g
2 赤色辛みそ 100g
3 砂糖(中ざら糖) 100g
4 本みりん 50ml

下ごしらえ・作り方

下ごしらえ

  • ・さといもは、外皮を洗い落とし傷んだところをむき、ざるにあげて1~2時間陰干しをする。

作り方

  • 蒸し器にさといもを入れ、串が通るまで蒸し、盆ざるに広げて冷ます。
  • 冷めたら、串に3~4個のいもをさす。
  • 赤色辛みそと中ざら糖を混ぜてすり鉢でよくする。
  • 3と本みりんを鍋に入れ、とろみが出るまで静かにかき混ぜながら煮る。
  • 2のさといもを焼き、みそだれをつけて、もう一度軽く焼く。

学校給食献立例

  • ・ご飯
  • ・牛乳
  • ・卵焼き
  • いも串
  • ・けんちん汁
  • ・みかん