大分県 伝えたい⾏事⾷

12月・1月<年取り>おひら

1人当たりの栄養量 (1人分)

エネルギー 212kcal
たんぱく質 14.7g
脂質 9.6g
カルシウム 71mg
1.7mg
ビタミンA 309μgRE
ビタミンB1 0.14mg
ビタミンB2 0.34mg
ビタミンC 9mg
食物繊維 3.6g
食塩 1.8g
マグネシウム 46mg
亜鉛 0.6mg

由来

津久見(つくみ)地区では、年取りのお膳に「おひら」を炊くのが習わしでした。漁村ではよい鯖がとれた時に背から割って塩をして、真菰(まこも)で包んで風通しのよいところに下げて保存していました。農山村部では、塩さばが手に入らなければ豆腐、油揚げなどで作りました。
本来は和食の一汁三菜の本膳の中に「平(ひら)」があり、海、山、里のものを5種類ほど取り合わせて煮た煮物のことです。平たいふた付きの椀に盛ったことからこう呼ばれました。
津久見(つくみ)地区では、今はお正月の料理(ハレの料理)として作っていた「塩さばの煮物」を「おひら」と呼ぶことが多いようです。

材料・分量

(4人分)

1 塩さば 200g
2 だいこん(縦に長さ5㎝厚さ1㎝) 160g
3 さといも(1個のまま) 80g
4 にんじん(縦に長さ4㎝厚さ7mm) 80g
5 板こんにゃく(7mm厚切り) 120g
6 生揚げ(1㎝厚切り) 120g
7 砂糖(上白糖) 10g
8 こいくちしょうゆ 18ml
9 本みりん 9ml
10 まこんぶ 8g
11 清酒 10ml
12 200ml

下ごしらえ・作り方

下ごしらえ

  • ・まこんぶは水につけてもどし、結ぶ。
  • ・塩さばは水洗いしておく。
  • ・さといもは皮をむいて、切らずに塩もみをして洗っておく。
  • ・板こんにゃくは切って、塩もみをしてゆでておく。

作り方

  • まこんぶを清酒と水だけで30分ほど煮る。
  • だいこん、こんにゃく、さといも、にんじん、生揚げの順番で鍋に並べ、水、砂糖 (上白糖)、こいくちしょうゆ、本みりんの順で調味料を入れて沸騰してきたらアクをとり、一番上に塩さばを並べて煮る。
  • アクをとって、30分くらい煮る。

学校給食献立例

  • ・ご飯
  • ・牛乳
  • おひら
  • ・紅白なます
  • ・かぼすゼリー