大分県 伝えたい⾏事⾷
8月<お盆>たらおさの煮しめ
1人当たりの栄養量 (1人分)
エネルギー | 100kcal |
たんぱく質 | 17.5g |
脂質 | 0.3g |
カルシウム | 28mg |
鉄 | 0.3mg |
ビタミンA | 1μgRE |
ビタミンB1 | 0.04mg |
ビタミンB2 | 0.09mg |
ビタミンC | 3mg |
食物繊維 | 2.0g |
食塩 | 2.2g |
マグネシウム | 18mg |
亜鉛 | 1.2mg |
由来
たらおさの煮しめは日田(ひた)という地域に伝わる料理です。お盆には殺生をきらい、生ものは食べない風習がありますが、乾物である「たらおさ」は生ものとは区別して食べたようです。お盆というハレの日に、手間暇のかかる「たらおさの煮しめ」を「ごちそう」として食べたものだといいます。
日田(ひた)は海から離れた盆地であるため、他の魚も塩物や干物が主流でしたが、お盆前になると魚屋の店先に「たらおさ」が並びます。「たらおさ」はたらのえらと胃の部分をカチカチに干したものですが、暑い夏にいたむ心配もなく重宝したようです。
味付けも暑い夏に食欲をそそるように、砂糖としょうゆで甘がらくなっています。
材料・分量
(10人分)
1 | たらおさ(5cm長さに切る) | 200g |
2 | 水 | (たっぷり) |
3 | 干したけのこ(1cm幅斜めに切る) | 60g |
4 | 清酒 | 50ml |
5 | 砂糖(上白糖) | 70g |
6 | うすくちしょうゆ | 18ml |
7 | こいくちしょうゆ | 70ml |
下ごしらえ・作り方
下ごしらえ
- ・前日にたらおさを水でもどしておく。
- ・干したけのこを水でもどしておく。
作り方
- 大き目の鍋にたらおさと水をたっぷり入れて煮る。 ふっとうしたら清酒を加えてアクをとる。
- もどしたたけのこを切って30分ゆでる。
- 1に2、砂糖(上白糖)を入れてさらに煮る。
- 3が沸騰したら、しょうゆを加えて、落しぶたをして中火で1時間煮る。
- なべ底に少し煮汁が残るくらいに仕上げる。
学校給食献立例
- ・ご飯
- ・牛乳
- ・たらおさの煮しめ
- ・くずかけ
- ・フルーツ白玉
大分県