新潟県 伝えたい⾏事⾷
3月<お釈迦様(おしゃかさま)の命日>黄金汁(こがねじる)
1人当たりの栄養量 (1人分)
エネルギー | 227kcal |
たんぱく質 | 10.6g |
脂質 | 11.8g |
カルシウム | 155mg |
鉄 | 2.5mg |
ビタミンA | 91μgRE |
ビタミンB1 | 0.11mg |
ビタミンB2 | 0.10mg |
ビタミンC | 9mg |
食物繊維 | 5.9g |
食塩 | 2.9g |
マグネシウム | 75mg |
亜鉛 | 1.3mg |
由来
上越市大島区(おおしまく)菖蒲東(しょうぶひがし)町内会に伝わる黄金汁(こがねじる)は、数百年前から食べられている行事食です。お釈迦様(しゃかさま)の命日の3月15日、(本来は2月15日ですが、菖蒲では1ヶ月遅れで行われています)に作る風習が残っています。
野菜をお釈迦様の骨に例えることから、さいの目に切るのが特徴ですが、今では各家庭で様々な切り方になっています。
前日から半日かけて準備する黄金汁は、打ち豆を中心に越冬野菜の大根、にんじん、里芋、ごぼう、こんにゃくそして生揚げの7つの材料を大鍋で煮込んだもので、昔は冬季の大切なたんぱく源でした。
各家庭の畑でできた野菜を使って、『豊作祝い』として作ることから、黄金汁の名前が付いたとされています。
材料・分量
(4人分)
1 | だいこん (0.3cmいちょう切り) | 400g |
2 | にんじん (0.3cmいちょう切り) | 60g |
3 | ごぼう(0.3cm半月切り) | 60g |
4 | さといも (大きめの乱切り) | 200g |
5 | 生しいたけ (1.5㎝角切り) | 80g(4枚) |
6 | 大豆(乾) | 10g |
7 | 焼きちくわ (0.5cm輪切り) | 150g(1本) |
8 | 生揚げ(2㎝角切り) | 150g(1枚) |
9 | こんにゃく (4㎝x0.5cmx2㎝薄切り) | 100g |
10 | 米ぬか油 | 30ml |
11 | こいくちしょうゆ | 65ml |
12 | だし汁(煮干し) | 800ml |
下ごしらえ・作り方
下ごしらえ
- ・打ち豆を作る。浸水させた大豆を1時間程度水きりする。堅い台を用意し、その台に一粒ずつ置き、木槌等で打ち伸ばす。室内等で自然乾燥させる。
- ・煮干しと水でだし汁をとる。
- ・こんにゃくは下ゆでをする。
- ・生揚げは湯をかけ、油抜きをする。
- ・さといもは塩でもみ、ぬめりをとる。
- ・だいこんは下ゆでし、ざるにあげて水気をきる。
作り方
- 鍋に米ぬか油を入れて、だいこん、にんじん、ごぼう、打ち豆を炒める。
- 1の鍋にだし汁と、さといも、生しいたけ、焼きちくわ、生揚げ、こんにゃくを入れて煮る。
- こいくちしょうゆで味をととのえる。
学校給食献立例
- ・舞茸ご飯
- ・牛乳
- ・鮭の塩焼
- ・切干大根のくるみ和え
- ・黄金汁
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