長野県 伝えたい⾏事⾷

9月<秋祭り>笹寿司

笹寿司

1人当たりの栄養量 (3枚分)

エネルギー 346kcal 
たんぱく質 6.1g 
脂質 6.7g 
カルシウム 14mg 
0.7mg 
ビタミンA 4μgRE 
ビタミンB1 0.08mg
ビタミンB2 0.06mg
ビタミンC 0mg
食物繊維 2.0g
食塩 1.5g
マグネシウム 26mg
亜鉛 1.2mg

由来

天文22年(1553年)から12年にわたって争われた川中島の合戦(かわなかじまのかっせん)では、信州と越後(えちご)の国境である「富倉(とみくら)峠道」が重要な軍用路となり、上杉謙信(うえすぎけんしん)は数千の兵を引き連れて川中島に向かったとされます。
飯山市(いいやまし)と富倉に伝わる「笹寿司」は、その休息する軍勢にふるまったのが始まりとされ、別名「謙信(けんしん)ずし」とも言われています。
酢をきかせた飯を、抗菌作用のある笹の葉にのせるという二重の防腐作用があり、保存食、携帯食でした。平成12年に長野県選択無形民俗文化財に指定されています。

材料・分量

(25枚分)

1 精白米 450g
2 もち米 150g
3 660ml
4 米酢 80ml
5 砂糖(上白糖) 27g
6 食塩 3g
7 菜種油 30ml
8 乾しいたけ(荒みじん) 10g
9 ぜんまいゆで(1cm) 100g
10 大根漬物味噌漬け(0.5cmせん切り) 70g
11 かつお節 5g
12 砂糖(上白糖) 9g
13 鶏卵 50g
14 砂糖(上白糖) 1.5g
15 食塩 0.5g
16 菜種油 5ml
17 くるみ(荒みじん) 30g
18 生姜甘酢漬(せん切り) 30g

下ごしらえ・作り方

下ごしらえ

  • ・乾しいたけは洗って水でもどす。笹の葉25枚は洗って、ふいておく。

作り方

  • 精白米ともち米を洗って固めに炊く。
  • 米酢・砂糖(上白糖)・食塩をよく混ぜ、炊き立てのごはんに混ぜてさます。
  • 鶏卵は溶いて調味料を加え、フライパンにうすく油をひいて、錦糸卵を作る。 
  • 鍋に油を熱し、弱火でぜんまい・もどししいたけ・味噌漬けを炒める。かつお節と砂糖(上白糖)を加えてじっくり炒める。
  • 笹の上にごはんを小判型にのせる。笹の根元の方から、ぜんまいの炒め煮、錦糸卵をのせ、真ん中に生姜甘酢漬け、その上にきざみくるみの順にのせる。
  • 上から手で押さえて、なじませる。

学校給食献立例

  • 笹寿司
  • ・牛乳
  • ・凍り豆腐と豚肉の甘辛揚げ
  • ・さつま汁
  • ・りんご
笹寿司をつかった献立例