長野県 伝えたい⾏事⾷

2月<涅槃会(ねはんえ)>やしょうま

1人当たりの栄養量 (1人分)

エネルギー 72kcal
たんぱく質 1.2g
脂質 0.2g
カルシウム 1mg
0.2mg
ビタミンA 0μgRE
ビタミンB1 0.01mg
ビタミンB2 0mg
ビタミンC 0mg
食物繊維 0.1g
食塩 0g
マグネシウム 5mg
亜鉛 0.2mg

由来

涅槃会(ねはんえ)の行事で、お釈迦(しゃか)さまが入寂(にゅうじゃく)(亡くなる)した日にあたる2月15日の行事食。14日の夜に「やしょうま」をつくり、15日の朝に切り、仏壇(ぶつだん)に供(そな)えます。
お釈迦様が亡くなる直前に、「ヤショ」という弟子が米の粉で作った団子を差し上げたところ、「ヤショ、うまかったぞよ」とおっしゃって亡くなったとの言い伝えから「やしょうま」となりました。
デザインもさまざまに美しく見せる工夫をこらし、金太郎飴の要領で太いものを引き伸ばし、切った時に鮮やかな絵が現れます。これは技術が必要で“名人”を囲んで講習会が開かれます。

材料・分量

(1本分)

1 上新粉 1kg
2 熱湯(量は季節による) 0.9~1L
3 食紅(赤・緑・黄色) 適宜

下ごしらえ・作り方

下ごしらえ

  • ・模様をあらかじめ決め、図案化しておく。

作り方

  • 上新粉1kgに対して熱湯0.9Lから1Lが目安。
  • 上新粉は熱湯でこね、小さくうすくまとめてゆでる。
  • 2をやわらかめにこねる。
  • イメージの模様に使う色を入れこねる。(白を多く残しておく)
  • 金太郎あめの要領でイメージの模様になるように組み立てて、やしょうまをつくる。
  • 直径6cmくらいになるまで、両手で伸ばす。
  • 1cmくらいの厚さに切り、一人3枚づけする。

※模様は伝統的な花柄から最近では「校章」を入れるなど、工夫次第で様々の絵柄を楽しめる。

学校給食献立例

  • ・ご飯
  • ・牛乳
  • ・鰯のかばやき
  • ・いそか和え
  • ・さつま汁
  • やしょうま