鹿児島県 伝えたい⾏事⾷

11月<おなん講>地鶏の煮つけ

1人当たりの栄養量 (1人分)

エネルギー 225kcal
たんぱく質 12.1g
脂質 12.2g
カルシウム 72mg
1.1mg
ビタミンA 124μgRE
ビタミンB1 0.13mg
ビタミンB2 0.16mg
ビタミンC 11mg
食物繊維 2.9g
食塩 1.6g
マグネシウム 46mg
亜鉛 1.4mg

由来

地鶏の煮つけは、正月や祝い事、客をもてなす時などに作るごちそうの一つであり、おなん講でも必ず作られます。
おなん講は、平素の主婦の苦労に感謝するとともに、豊作を祈る行事でもあり、11月の丑の日に行われます。
男たちは朝から、地鶏の煮つけや子宝を願う里芋料理など伝統的献立を準備し、晴れ着を着て女装して接待にあたります。主婦たちは「塩気が足らん」などと大いばりして、日頃のうっぷんをはらします。男尊女卑の国と言われた薩摩にしては、珍しい女性上位の、江戸時代から伝わるユニークな行事です。

材料・分量

(4人分)

1 地鶏もも肉・皮付(4cm角切り) 200g
2 だいこん(乱切り) 100g
3 ごぼう(乱切り) 60g
4 にんじん(乱切り) 60g
5 さといも(乱切り) 100g
6 板こんにゃく(乱切り) 60g
7 生揚げ(角切り) 60g
8 さやえんどう 20g
【A】
9 砂糖(上白糖) 13.6g
10 本みりん 10ml
11 清酒 10ml
12 うすくちしょうゆ 32ml
13 だし汁 600ml
14 サラダ油 16ml

下ごしらえ・作り方

下ごしらえ

  • ・だし汁を用意しておく。
  • ・板こんにゃくは塩でもんで、水洗いしてからゆでておく。
  • ・だいこん、ごぼうはゆでておく。
  • ・生揚げは油抜きしておく。
  • ・さやえんどうはゆでておく。

作り方

  • 鍋に油を熱し、地鶏肉、野菜の順に炒め、だし汁を入れて煮る。野菜が煮えたら、調味料を入れしばらく煮て、うすくちしょうゆを入れ味付けする。
  • さやえんどうを飾る。

学校給食献立例

  • ・むかごご飯
  • ・牛乳
  • 地鶏の煮つけ
  • ・ピーナツ和え
  • ・みかん