鹿児島県 伝えたい⾏事⾷

3月<桃の節句>さつますもじ

1人当たりの栄養量 (1人分)

エネルギー 401kcal
たんぱく質 11.8g
脂質 3.5g
カルシウム 102mg
2.6mg
ビタミンA 206μgRE
ビタミンB1 0.15mg
ビタミンB2 0.20mg
ビタミンC 3mg
食物繊維 5.4g
食塩 3.5g
マグネシウム 58mg
亜鉛 1.9mg

由来

ちらしずしを鹿児島では「すもじ」と言います。これは古い宮中の女房言葉で、鹿児島の方言にはおかべ(豆腐)という女房言葉も残っています。
酒ずしが上流武士の豪華料理であったのに対し、「さつますもじ」は庶民のすしとして親しまれてきました。
季節の素材を具として、さつま揚げ、かまぼこ等を細かく切り、酢飯または白飯に混ぜて作ります。大きなだん鉢(ばち)(口広の厚い黒さつまの鉢)にすし飯を入れ、地酒にひたした手で混ぜ合わせていくため、ほんのり地酒の香りが残るのが特徴です。
春の祝い行事、特に桃の節句には必ず作られるごちそうです。

材料・分量

(4人分)

1 精白米 280g
2 380ml
3 穀物酢 45ml
4 砂糖(上白糖) 18g
5 食塩 4g
6 乾しいたけ(せん切り) 8g
7 乾きくらげ(せん切り) 2g
【A】
8 砂糖(上白糖) 4g
9 うすくちしょうゆ 16ml
10 本みりん 8ml
11 切干しだいこん(1cm切り) 40g
12 ごぼう(ささがき) 52g
13 にんじん(1cm色紙切り) 100g
14 たけのこ(水煮) 52g
15 だし汁 適量
【B】
16 砂糖(上白糖) 9.2g
17 うすくちしょうゆ 16ml
18 さつま揚げ(1cm角色紙切り) 32g
19 蒸しかまぼこ(1cm角色紙切り) 52g
20 鶏卵 100g
21 食塩 少々
22 砂糖(上白糖) 少々
23 さやえんどう(せん切り) 16g
24 しょうが甘酢漬け「紅しょうが」(せん切り) 16g
25 地酒(清酒) 60ml
26 木の芽 2g

下ごしらえ・作り方

下ごしらえ

  • ・乾しいたけと乾きくらげは洗って水でもどし、もどし汁をとっておく。
  • ・切干しだいこんは洗って、ぬるま湯でもどす。
  • ・だし汁を用意しておく。
  • ・精白米は洗って水気をきっておく。
  • ・さやえんどうはゆでておく。

作り方

  • 精白米は、固めに炊き、桶に取り上げて合わせ酢をふりかけ、切るように混ぜて冷ます。
  • もどしたしいたけ、きくらげは、もどし汁をひたひたに加えて水煮してからAを加えて煮つめ、せん切りにする。
  • ひたひたのだし汁でごぼうを煮て、たけのこ、にんじん、切干しだいこんを加えてBで薄めの味つけをする。
  • さつま揚げ、蒸しかまぼこは地酒を加えてさっと火を通す。
  • 鶏卵は割りほぐして塩、砂糖を加えて薄焼きにし、4㎝長さの錦糸卵にする。
  • すし飯に具を混ぜて地酒をふりよく混ぜる。
  • 6を器に盛り、錦糸卵、さやえんどう、紅しょうが、木の芽を彩りよく飾る。

学校給食献立例

  • さつますもじ
  • ・牛乳
  • ・ささみのチーズ巻きフライ
  • ・すまし汁
  • ・苺