広島県 伝えたい⾏事⾷

6月<代みて (しろみて)>焼きさばのちしゃもみ

1人当たりの栄養量 (1人分)

エネルギー 35kcal 
たんぱく質 3.1g
脂質 2.0g 
カルシウム 29mg
0.9mg 
ビタミンA 137μgRE
ビタミンB1 0.06mg
ビタミンB2 0.10mg
ビタミンC 7mg
食物繊維 0.8g
食塩 0.2g
マグネシウム 10mg
亜鉛 0.30mg

由来

代みて(しろみて)は、広島県の北部に伝わる行事です。
「代みて」の「代」は田植えの田んぼのことであり、「みて」は「みてる」いう広島弁の「なくなる」ということです。つまり、田んぼの作業が終わったことを意味します。
昔は、田植えは近所がお互いに協力しあう手植えの作業でした。その田植えが終わることを「代みて」といい、労をねぎらい、豊かな実りを願って、ごちそうを食べる地域の行事です。
ごちそうは、各家庭で持ちよった「ばら寿司」「きなこむすび」「焼きさばのちしゃもみ」などが用意されました。さばは、塩さばで現在のように保存技術や流通の発達していない時代では、海が遠くて魚が手に入らない地域の人々にとって貴重であり、何よりのごちそうでした。

材料・分量

(4人分)

1 塩さば 60g
2 ちしゃ(小さくちぎる) 160g
3 米酢 15ml
4 砂糖(上白糖) 8g
5 食塩 0.5g

下ごしらえ・作り方

作り方

  • 塩さばは焼き、身をほぐす。
  • 塩さばとちしゃを混ぜ合わせ、調味料であえる。

学校給食献立例

  • ・ばら寿司
  • ・牛乳
  • ・豆腐の五目揚げ
  • 焼きさばのちしゃもみ
  • ・みそ汁