岐阜県 伝えたい⾏事⾷

2月<節分>うむし飯(めし)

1人当たりの栄養量 (1人分)

エネルギー 298kcal
たんぱく質 7.1g
脂質 1.1g
カルシウム 327mg
1.0mg
ビタミンA 225μgRE
ビタミンB1 0.40mg
ビタミンB2 0.10mg
ビタミンC 1mg
食物繊維 1.7g
食塩 0.8g
マグネシウム 18mg
亜鉛 0.3mg

由来

岐阜は飛山濃水(ひざんのうすい)(飛騨(ひだ)は山地で美濃(みの)は水場)の地です。
山間部では昔は交通の便も悪く、海から遠いため、干物の魚は貴重なたんぱく源でした。それらは福井のさば街道を通ってくる行商によってもたらされ、 奥美濃の人々は、買った干物や乾物を1年かけて大切に使っていました。
うむし飯はそのような土地柄から生まれ伝えられてきた正月や盆、節のご馳走です。この地方では、煮干しのことを「うむし」と呼んでいたことからこの名がつきました。
よくかむことで鬼(病)を退治して健康を願いました。高価で一般庶民の口には入りにくいものでした。

材料・分量

(10人分)

1 精白米 750g
2 ごぼう(ささがき) 150g
3 にんじん(ささがき) 150g
4 煮干し 20g
5 こいくちしょうゆ 45ml
6 清酒 15ml
7 砂糖(三温糖) 9g
8 1.1L

下ごしらえ・作り方

下ごしらえ

  • ・煮干しは頭と腹をとってほぐしておく。

作り方

  • 精白米を洗う。
  • 1と煮干し、野菜、調味料をすべて入れて炊く。

学校給食献立例

  • うむし飯
  • ・牛乳
  • ・奥美濃古地鶏の梅だれかけ
  • ・ごま和え
  • ・田舎汁