福井県 伝えたい⾏事⾷

2月<ごぼう講>ごぼうのごま味噌和え

1人当たりの栄養量 (1人分)

エネルギー 1,494kcal
たんぱく質 42.4g
脂質 38.2g
カルシウム 1,284mg
16.8mg
ビタミンA 2μgRE
ビタミンB1 0.98mg
ビタミンB2 0.56mg
ビタミンC 16mg
食物繊維 68.4g
食塩 12.4g
マグネシウム 840mg
亜鉛 12.6mg

由来

越前市(えちぜんし)(旧今立(いまだて)町・国中(くになか)地区)では毎年2月17日に惣田正月十七日講(そうでんしょうがつじゅうしちにちこう)と呼ばれる奇祭(きさい)ごぼう講が行われています。
江戸時代に領主に内緒で作った隠し田(かくしだ)の収穫を喜んだ男たちが、密かに集まり山盛りのごはんとごぼうを食べたのが始まりで約300年続いています。ごぼうはその隠し田で栽培されていました。
手で持って、上からごぼうをたらして下から食べます。この行事は男だけで行われます。

材料・分量

(1回分)

1 ごぼう(根、生) 80貫(300kg)
2 米みそ(淡色辛みそ) 30kg
3 清酒 1升(1.8L)
4 砂糖(三温糖) 24kg
5 ごま(乾) 18kg

下ごしらえ・作り方

下ごしらえ

  • ・ごぼうは皮をむき、米ぬかを入れた水にしばらくつけて、アクをぬく。
  • ・合わせ味噌を作る。

作り方

  • なべに湯をわかし、アクぬきしたごぼうを20~30分煮る。(煮すぎるとごぼう特有の食感がなくなる。)
  • 煮たごぼうは、あくまで切れない程度に、すりこぎ棒でたたき、食べやすい細さにして、繊維を砕く。
  • 叩いたごぼうに合わせ味噌とごまを混ぜ込んで、一晩ねかす。

学校給食献立例

  • ・あげご飯
  • ・牛乳
  • ・はたはたのから揚げ
  • ・さといものころ煮
  • ごぼうのごま味噌和え
  • ・田舎汁
  • ・苺