愛知県 伝えたい⾏事⾷

5月<端午の節句>黄飯(おうはん)(黒豆おこわ)

黄飯(おうはん)(黒豆おこわ)

1人当たりの栄養量 (1人分)

エネルギー 413kcal
たんぱく質 10.8g
脂質 3.7g
カルシウム 42mg
2.0mg
ビタミンA 0μgRE 
ビタミンB1 0.19mg
ビタミンB2 0.06mg
ビタミンC 0mg
食物繊維 2.8g
食塩 0.50g
マグネシウム 54mg
亜鉛 1.8mg

由来

愛知県の尾張(おわり)地方の一部では、端午(たんご)の節句に男の子のお祝いに黄飯(おうはん)を作ります。特に初節句には、お祝いのお返しとして重箱に詰めて配る習慣があります。
くちなしの実でつける黄色は、魔除(まよ)けや厄除(やくよ)け、邪気(じゃき)払いの意味があります。黒豆は、まめに(元気で健康に)育つようにと願いが込められています。

材料・分量

(10人分)

1 もち米 1.4kg
2 黒豆(乾) 200g
3 くちなしの実 10個
4 黒ごま 適宜
5 食塩 適宜

下ごしらえ・作り方

下ごしらえ

  • ・黒豆(乾)は洗って水に半日くらい浸す。
  • ・もち米を洗い、たっぷりの水(同時にくちなしの実は2~3つに割って布に包んだものも入れる。)に一晩つける。
  • ・黒ごまと食塩を炒って、ごま塩を作っておく。

作り方

  • 黒豆(乾)を煮る。沸とうしたら火を弱めて、豆がやわらかくなるまで煮る。(煮ている間に豆が水面から出る場合は水を加える。)
  • もち米をざるにあけて、水気をきる。くちなしの実は取り出す。
  • せいろに蒸し布を敷き2の米を入れ、汁をきった黒豆を混ぜ合わせ蒸す。蒸気が回りやすいように中心あたりを低くするとよい。
  • 途中2~4回くちなしの色を出した「しと」(打ち水)をする。  (その都度上下を混ぜ返す。)
  • もち米が柔らかくなるまで40分~60分ぐらい蒸す。
  • 器に盛り上にごま塩をふる。

学校給食献立例

  • 黄飯
  • ・牛乳
  • ・さばの銀紙焼き
  • ・たけのこのきんぴら
  • ・かきたま汁 
黄飯(おうはん)をつかった献立例