公益社団法人 全国学校栄養士協議会 全学栄 『栄養は愛をもって』
「でごまわし」徳島県
でこまわしは、串にさした形が、人形浄瑠璃の「阿波でこのあたま(でこ)」のように見えることからその名がつきました。これをいろりで回しながら、あぶって食べることに由来します。本来は、里芋の大きなものを蒸して竹串に刺して、ろばたでこんがり焼いて作ります。現在では、入手しやすいじゃがいもを使うことが多いようです。人々が、数少ない娯楽であった人形浄瑠璃に思いをはせながら、いろりを囲むもてなし料理でした。